KSGめっきの特徴

• １．耐塩害性、耐白サビ性に優れ、酸性雰囲気にも比較的強い耐食性を示す。
• ２．亜鉛による犠牲防食作用があり、キズなどでめっき被膜が損傷しても赤サビが発生しにくい。
• ３．めっき被膜（30～50μm）は金属質で、比較的硬く、ネジの嵌合でもキズが付きにくい。
• ４．クロムフリー、鉛レス、カドミウムレスでRoHS指令に適合。

KSGめっきの犠牲防食作用と塗装皮膜の腐食の状態図

	KSGめっき（亜鉛-スズ合金）30～50μm	塗装
被膜の状態
被膜にキズが付いた状態
腐食の状態	亜鉛－スズ合金層に含まれる亜鉛の犠牲防食作用により鉄は腐食されない	粗い鉄錆により塗膜が内側より大きく破れ、さらに鉄の腐食が進行する。

※犠牲防食作用
亜鉛めっき被膜に何らかの理由でキズが生じた場合、周囲の亜鉛が陽イオンとなって鉄の腐食を制御し、電気化学的に保護する作用。

耐食性及び犠牲防食作用

暴露試験 ： 6年経過

KSGめっき

亜鉛・クロム酸　複合皮膜